少し前になりますが、癌封じ・病気平癒で有名な東京都江戸川区にある唐泉寺にお参りに行ってきました。
ここの仏様とお話
ここのお寺のご本尊は不動明王ですが、ちょっと変わっていて、火のない不動明王様でした。
それは多分、ここの土地柄が、争いが少なく、戦いが必要なかったからじゃないかなと思います。
ここには身近な人の病気平癒祈願に行きました。
お寺はこじんまりしていて、他に参拝者はいません。
本堂には自由に上がれるようになっていたので、
靴を脱いで本堂に上がり、不動明王様にお願いします。
どうぞ病気を治してください。
そうしたら、不動明王様から意外な答えが返ってきました。
何のために治したいのか(治りたいのか)?
ここには多くの人がそういう願いを持ってやってくる。
しかし、本当に治りたいと思っている人は少ない。
「なんのために治したいのか」
それは意外な返事でした。
自分や身近な人がいつまでも元気でいることは当たり前の願いですが、改めて「なんのためか」と言われると回答に困ってしまいます。
しかしその質問には大切な真理がありました。
「なぜ治したいのか」という質問には、「あなたはなんのために生きるのか」という質問が含まれています。
また、自分だけではなく、人のために祈る時、「あなたはなぜその人に治ってほしいと思っているのだ」と問われています。
そこに「死にたくないから」とか「寂しいから」といったエゴ以外の答えを一瞬で返せる人がどれだけいるでしょうか。
私達も考えてしまいました。
大切な人にいつまでも元気でいて欲しい。
それは誰しも思う当たり前のこと。
だから、「なぜそう思うのか」なんて考えたことがありませんでした。
ー。
私たちは少し考えました。
そして答えました。
「その人を救うことで、私たちは自分たちの使命を知り、これから多くの苦しむ人たちを救うためです。もし、身近な人すら癒し、救うことができなければ、私たちは一体だれを救えるでしょうか。私たちの力は多くの人を救うためにあるし、その力を発揮することがあなた(不動明王様)の大願にもかなうはずです。だからどうぞ病気を治してください。」
そうすると、不動明王様は「わかった」と請け負ってくれました。
そして、必ず叶えると約束してくれました。
そこで畳みかけ、
「本当に治してくれますか?」
「絶対ですか?」
「大日如来に誓って治してくれますか?」
としつこくお願いをしてきました(・∀・)
※※※
今回はとっても学びになりました。
私たちは、大切な人たちが生きていることでなんだというのでしょうか?
自分が健康でいられる、大切な人が生きている、それで安心していないで、
自分のために、そして大切な人のためになにをして生きるのか、
そのことを今一度考え直さなくちゃいけないなと思いました。
おまけのお話
ちなみに、その他にも色々なことを不動明王様に聞いたのですが、「なぜここは癌封じで有名なのですか?」とも聞いてみました。
そうしたら、「ここは別に癌だけが治せるわけではない。ただ、一番治るのが難しいといわれていた癌が治ったからそういわれているだけだ。」と言っていました。癌だけではなく様々な病気に効力のあるお不動様ですので、なにかの際には訊ねてみてください。
そうそう、それから、「神仏に祈りに行ったのなら毎日一日に一回くらいは神仏に祈れ」とも言っていました(*^^*)
それはごもっともです。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] […]