本物のチャンスを掴む方法!チャンスは砂漠の砂ほどにある⁉

チャンスを掴めなかったしの崎…

しの崎がまだ十代のころ、
夢はプロのギタリストになることでした。

11歳からエレキギターを弾き始め
小学校の同級生と二人でバンドを始め、
中学生の時はバンドの練習に明け暮れる毎日でした。

そんな私は
20歳前後の時に
すっぱりギターをやめて
一切弾くことをしなくなりました。

その理由はいくつかありますが、
一つは、「チャンスを掴めなかった」からです。

ある時、
知人が音楽プロデューサーを紹介してくれるという話になり
会うことになったのですが、
完全な実力不足、準備不足で、
そのチャンスを生かすことはできませんでした。

その時、
「こういうチャンスを逃すようでは、プロになんて到底なることはできないだろ」と自分の甘さを思い知り、そこでスパッと夢をあきらめました。
(好きなら趣味でも続ければ良いと思うかもしれませんが、もう一つの別な理由がすぱっと辞めることに繋がります。それが今の仕事に繋がります。)

チャンスとは何なのだろう…

その時に思ったのが、
「チャンスというのはいつ訪れるかわからないのだから、いつチャンスが来てもいいように、準備を怠らないことが大切だ」ということを学びました。

しかし、歳を重ね、今は、
チャンスというものに対する考え方が少し変わりました。

若い頃は、
チャンスというのはどうすれば
手に入れることができるのかと考えていました。

そしてただ、
チャンスが来た時のために、
準備を怠らずにいようと思っていました。

それはもちろん大事なことです。

ですが、
そもそもチャンスというものに対する考え方が違っていました。

私が求めていたのは、チャンスではなかった…

若い頃の私が求めていたのは、
チャンス自体ではなくて、
チャンスから生まれてくる
成功という結果だったのです。

それは間違った思いでした。

少し分かりづらいかもしれませんが、
例えばこういうことです。

私が住んでいるのは埼玉ですが、
ここから東京へは簡単にアクセスできます。

東京というのは
夢と自由の国ニューヨークとも
比較されるほどの
世界的な大都市です。

この町にはあらゆる体験ができる可能性があります。
そして、行こうと思ったら私は、
休みのたびに行くこともできます。

だけど実際には、
何か用事がないといきません。

また、ここからは、
富士山にだって簡単にアクセスできます。
そして、5合目に車を停めて歩けば、
明日、富士山の山頂だって登って、
絶景を眺めることができます。

だけどやりません。

実は、これが本当のチャンスなんです!

チャンスなんて、
本当はどこにでもたくさん転がっているんです。
だけど結局、自分がそれを選択していなかったんです。

自分が思っていたチャンスというのは
本当のチャンスではなくて
「棚ぼた的に与えられる結果」でした。

例えば私の場合で言えば、
どこかの有名はバンドから声がかかって
ギタリストとして使ってくれないかとか、

誰かから声がかかって、
デビューへの道が開かれないかなとか、
そういったことを思っていたわけですが、
それはチャンスではなく、
チャンスをすっ飛ばして
理想的な結果を望んでいただけでした。

本当のチャンスというのは、
自分自身で掴みに行かなければいけないものでした。

そして、本当のチャンスというのは、
どこにだって落ちているのだということに
気づきました。

チャンスがないのではなくて、
自分自身が何か言い訳をして、
自分でチャンスを潰していることに
気づいたんです。

当時の私には、どこにだって行って
音楽関係の人脈を広げることもできたし、
モチベーションを上げるために、
もっと様々なライブに足を運ぶこともできました。
気に入った人を探すこともできたし、
そういう人を見つけたら
自分からコンタクトを取って
親しくなることもできたでしょう。

東京中の音楽スクールの無料体験に
足を運んでお金をかけずに
学びと人との出会いを得ることもできたはずです。

だけど、なに一つやっていません。

やっていたのはただ、
昨日と同じように
ギターを練習することだけ。

それはつまり、
チャンスを掴み取る行為ではなく
ただ、チャンスと思っていたものを
座って待っていたのと同じでした。

―。

これはきっと、
他の方にも当てはまるはずです。

例えば、結婚したいと思っている人の話を聞くと、
「素敵な人と出会うチャンスがない」
と言っている人をよく見ます。

しかし、その人はマッチングアプリに
登録することもできるし、
街の結婚相談所に
登録することもできるし、
週末に飲みに行くこともできるし、
SNSなどで自分から誰かに
絡んでいくこともできます。

また、夫婦仲や恋人仲が悪いなら、
憎しみあい、ストレスで病気になる前に
離婚して家を出たり
別れるチャンスは目の前にあります。

チャンス自体はものすごくたくさんあるのに、
自分自身でそれを放棄しているのです。

そして結局のところ、
チャンスを掴みたいのではなく、
今のままの生活をしたまま、
自分を変えずに、
誰か素敵な人が現れないかなと
棚ぼた的な結果を望んでいるのです。

そういうのって
あらゆる望みに対して言えます。

「お金持ちになるチャンスがないかな」
「幸せになるチャンスがないかな」
「成功するチャンスがないかな」
「独立するチャンスがないかな」
「ビジネスを成功させるチャンスがないかな」
「この体調不良を直せるチャンスがないかな」

何かチャンスを探すとき、
私たちはチャンス自体ではなくて
棚ぼた的な結果を求めています。

さぁ、足元にあるチャンスを掴もう

チャンスなんて、
自分たちの足元にいくらでもあります。

砂漠を歩いていて、
砂を求める人がいないように、

この現代の日本にいれば
チャンスは自分の足元にいくらでもあります。

それなのに自分が何かチャンスを求めていると思ったら
「自分は努力せず、棚ぼた的な結果を得たいのだと」
自分自身を戒めていかなければならないのだと気づきました。

チャンスなんて満ち溢れているのだから、
自分の望むものにつながるチャンスに一直線に進んでいく。
それこそが、本物のチャンスを掴む方法だったのだと知りました。

今日私たちには、
たくさんの選択肢があります。

そんな中、私たちは自分の楽な
選択肢を選んでしまいがちですが、
自分の選ばない選択肢の
全てがチャンスとも言えます。

本物のチャンスを掴み取っていきましょう!

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