思わず笑ってしまった、面白い霊の話

仕事柄、私たちは
さまざまな霊たちに出逢います。

怖い霊、可哀想な霊、怒ってる霊、泣いてる霊…
たくさんの霊がいますが
今回はその中でも
思わず笑ってしまった霊のお話をしようと思います。

心霊スポットからついてきた、サービス精神旺盛な男の霊

私たちは
時間があると
浄霊の精度を上げるために
心霊スポットへ出かけて
供養もかねて
浄霊をしています。

あの日行ったのは
上尾にある心霊スポット。


そこは公園と呼ばれているのですが
森みたいなところで
冬の雨降りの日に行ったのもあり
夜の7時半でも
真夜中のような暗さで
それはそれは怖かったのを覚えています。

懐中電灯で足元を照らしながら
転ばないように
森の中へ入っていくと
霊の気配が増し
どんどん空気が重たくなってきます。

あまり奥まで行くと
帰れなくなったりするので
「この辺にしようか」と決めたのは
少し開けた野原のような場所。


そこには、木が間隔を空けて
生えているのですが
その木の一本一本に
縛られた霊や
しがみついてる霊
ぶら下がっている霊などがいます。

霊のいる木の数は大体30本くらいだったでしょうか。

さらに、野原を歩いていたり
走ったり、立ってぼーっとしている霊もいて。


ちょっとこれは
一体一体成仏させるのは
時間がかかりすぎるってことで
一気にまとめて浄霊することにしたのですが

何かに妨害されていて
お経や私たちのエネルギーが届かないんですよ。


こういう時は、決まって
“主”がいるんですね。


主とは
その土地を支配している
強力な霊なんですけど

野原にいる霊は
いわば囚われの身なので
成仏させるには
主をどうにかしないことには
できないんです。

なので、まずは主を特定し
浄霊しまして
(この時はたしか、霊としての存在はなく
負のエネルギーの集合体みたいなものが主の正体でした)

主を片付けた後
野原にいる霊も成仏させ
私たちも帰路につきました。

サイドミラーにしがみつく、陽気な男の霊

心霊スポットへ行くと
よく「霊がついてくる」なんて言われますが

はい。
霊は間違いなく、ついてきます。



なので、私たちも
車に乗る前は
霊道を閉じ、自分達も浄霊をして帰るのですが
それでもやっぱり
見逃すこともあって。


さて、いよいよ
本日の主役の登場です。

あの日も、しっかり清めてから
車に乗り込んだのですが
走り出して数分後

しのぴが
「何か車にいない?」
と言い出しました。


私は、浄霊後は
霊の残像が残っていたりするので
気配があっても
気にしないようにしているのですが

しのぴがそんなことを言うのは滅多にないので
ついてきてしまった霊がいないか
探してみたところ
運転手側のサイドミラーに
しがみついている男の霊がいました。

その男の霊は
大体40代くらいで
冬のバイク乗りがきているような
分厚いジャンパーを着ていました。

その男
見るからに様子が変で
サイドミラーにしがみついているんですけど
チラチラこちらを見ながら
片手を外して
飛ばされそうになってみたり
口を開けて
風で唇をぶるぶるに震わせていたり
変顔してきたり…

「なんでついてきたの?」
と聞くと
その男の霊はニヤリと微笑み
「霊がついてくる。これが心霊スポットの醍醐味だろ」
と。


えぇぇぇぇぇっ⁈
サービスですか⁈


その男の霊は
どうやら、主を退治したおかげで
自由に動けるようになり
ついてきたようです。

(その日は、主と野原の浄霊をしただけで
公園全体の浄霊はしていませんでした。
そのため、公園にまだ残っていた霊がついてきたんですね)

「随分ノリのいい霊だな」
と2人で笑っていたのですが

いくらノリのいい霊でも
憑かれていると
事故の原因になったりしますからね。

車を止め、お経を読み
しっかり成仏してもらいました。


その男の霊は
バイクの運転中事故に遭って亡くなり
近くにあったこの公園に迷い込んだところ
主に捕まり
出られなくなってしまったようでした。

成仏する時
「あそこ(公園)の霊たちは
ギャグが通じないんだよ。
これでまたたくさん人を笑わせられる」
と喜んでいたので
きっと今は、たくさんの笑顔に囲まれて
楽しく過ごしているのではないかと思います。

霊を視るということは、
一人の人間の物語を見るということです。
私たちができるのは、
この世界に生きた一人の人間の人生をほんの少し覗き、
そして、また生まれ変わったときに、
今度こそ幸せな人生を送れるように
神仏の元に導いてあげることです。

虹たもの浄霊は、
霊にも優しい浄霊です。

霊に関してお悩みがあれば
いつでもご相談くださいね。



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