これは、私も少しだけ一緒に仕事をしたことがある
知人の話しなのですが、
その方は今は60代くらいの男性の方です。
彼は不動産や土木業などを営んでおり、
競売物件を売買したり
土木関係の仕事をこなしたりしていて、
かなり裕福な生活をされている方です。
その方とどういう経緯で仕事を
するようになったのかというと
共通の知人がいて、
その人が会社の倉庫を自分で建てるから
手伝ってほしいと頼まれたことがきっかけです。
そこで少しの期間一緒に
仕事をさせていただくことになったのです。
ある時こんなことがありました。
その工事の最中、土地の整備のために
大量の土砂が必要になったのですが
なかなか簡単には用意できる量ではありません。
ダンプトラックで運んでくるくらいの量の土砂が必要でした。
そしたらその人が、
近くの工事中の建設現場を見つけて、
黒塗りのベンツでその現場に入っていき、
現場監督を呼んで交渉を始めました。
その方の貫録に、
その現場の人たちも誰が来たのかと、
ちょっとざわついてる感じがありました。
そしてその交渉も、
承諾してもらって、
無事に土砂の確保ができたのですが、
その時、さすがの貫禄だなと感心したものです。
そんな彼にある時、
「不動産で成功した一番の理由はなにか」
を聞いてみました。
そしたらこんなことを話してくれました。
もう何年も前になるんだけど、
ある時田んぼの真ん中の田舎道を散歩していたら、
道端に亀が歩いていたんだ。
そいつがどうも気になって、
家に持って帰ってきたんだよ。
それから急に仕事が上手く行き出して、
気づいたら今みたく忙しくなっていたよ。
この話を聞いたのはもう
10年ほど前になるでしょうか。
当時はその亀はまだ生きていると言っていました。
その方は、その亀のことを
「黄金の亀」と呼んでいました。
鶴の恩返しなんていう話がありますが、
動物というのは本当に、
人間にを返してくれるのかもしれません。
目の前のどんなに小さな生き物にも、
いつくしみの心を持って接することができるように、
愛を持って生きていきましょう。
きっと天は、
そんなあなたにたくさんの豊かさをもたらしてくれます。
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