出口の見えない闘病生活、突然の始まり

2014年の夏悪夢の始まり

私は外国に住む姉の家に遊びに行った帰りの飛行機で気を失った。
これが、しのぴと出会う約7年間の長い暗黒時代のはじまりでした。

今は、倒れたことも神様の導きだったのだと確信しています。
でも、当時はそんなことは思えなかった。そう思おう、いやそう思うしかやってられなかった…それが正直なところです。

まずは私が、どんな7年間を過ごしていたのか、少しだけお付き合いください。

話は倒れる2年前に遡ります。

話は倒れる2年前に遡ります。
当時の私は、寝具屋さんに勤めていました。なぜ寝具屋さんだったかというと理由は不眠だから。
私には昔から仕事を選ぶ時の条件がありました。
それは、自分の成長につながることだったり、勉強できる仕事であること。

だから、小籠包にハマっていたときは、小籠包屋でバイトしていたし、ワインにハマっていたときは、ワインバルでバイトしていました。

そんなわけで、不眠で悩んでいた私は寝具屋さんに勤めていました。

12時前に布団に入っても、眠れるのは4時頃。それも「ウトウトしたかな〜」くらいで、すぐに目が覚めてしまう。悪夢も多いし、本当によくあれで動けていたなと思うくらい。

寝具屋に勤めていたのは大体2年くらいだったと思います。肝心な不眠はどうなったかというと、社割で良い寝具が少し安く買えたので、自分に合った最高のマットレスや最高の枕も揃え、習った睡眠のアドバイスも全部実践しましたが、全く改善しませんでした。

しかし、たまたま職場に谷殿という、私と同じ不眠女子がいて(今思うと谷殿はショートスリーパーだった)、眠れない夜、メールを送ると必ず返事が返ってきて
「隊長!(谷殿からは隊長と呼ばれていた。)今夜もお勤めご苦労様です!」とか「仕方ないから今からパン食べちゃおうよ」とか、くだらないやりとりをしてくれて。谷殿のおかげで眠れない罪悪感はかなり軽減されていたと思います。

さて、お気づきかもしれませんが、私の不眠は寝具のせいではありませんでした。

自分でもわかっていました。眠れないのは心の問題だって。
でも、私の心の何が問題なのか…だって、職場の環境だっていいし、自分でいうのもなんですが、私は誰からも好かれ、本当によくしてもらっていたんです。
みんな「あやめちゃん、あやめちゃん」と来てくれて、遊ぶ予定は3ヶ月先まで埋まっている。そんな充実した日々を送っていました。

ただ、ずっと感じている違和感はありました。
みんなのことは好きなのに「誰も私のことをわかってくれない」
心のどこかでいつもそう感じていました。

明るくて良いね。悩みがなさそうで良いね。いつも楽しそうで良いね。一緒にいると元気になる。癒される。

褒めてくれているのはわかるけど、そう言われるたびに、なぜか自分の心がえぐられていく…褒めてもらえるのは嬉しいのだけど…褒められるたびに、私の心は泣いている…

その心の隙間を埋めたくてかわかりませんが、私はお酒をたくさん飲みました。

今は全く飲めなくなりましたが、当時は信じられないくらいたくさん飲んでいました。

友達と会う日もガンガン飲んでいましたし(友達も酒豪揃いでした)、滅多にない一人の時も休肝日にすれば良いのに、ビールから始まり、ワインをボトル1本開けていました。

なんであんなにお酒が好きだったんでしょうね。

まずは、お酒の味が好きでした。あと、お酒は友達でした。気を使わなくて良い友達。

別に普段も気を遣っていたわけではないんですけど、お酒には嘘をつかなくて良いっていうか…
お酒って、生きるために必要ではないもので、飲まなくて良いものじゃないですか。むしろたくさん飲むとお酒は体に良くないと言われている。

でも、あえてやってるあの感じ。

体を大事にしていないあの感覚っていうんですかね。それがなんだか、自分の心の闇にちゃんと寄り添ってるような気がして、お酒を飲んでいる時は正直に生きれている気がしてとても安心できたのです。

悪いことを悪いってわかっていながらやっている、毒に毒を注ぐ感じっていうのかな。何も隠さなくて良い感じ。

あとは、私を救い出してくれる人を求めていたっていうのもあります。

よくドラマや小説で、珈琲屋さんのマスターや、飲み屋のママさんが、お客さんの悩みを見抜き、解決するみたいなやつあるじゃないですか。

実は、それにすっごく憧れているところがあって。きっと、自分にもわからない心の闇を誰かに言い当てて欲しかったんだと思います。

「あんたはこうだから、こうしなさい」って。

だからよく一人でそういうところにも通ったりしていたんですけど、悲しいことに誰からも一度も声をかけられることはありませんでした。

あ、でも一度だけ新宿の小さな飲み屋さんのカウンター席で一人で飲んでいた時に「あんたもう帰りなさい」って言われたことはありました。

書いていて気づいたのですが、まだ20歳そこそこの女の子が一人で行くような場所ではなかったのかもしれません。

そんな感じで、当時の私は結構病んでいました。でも環境や人に恵まれていたため、苦しみながらも、そこから抜け出すこともしないでいました。
むしろ、こんなに恵まれているのに辛いなんて、自分はどうかしているとさえ思っていたかもしれません。

続く

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今日からあやめ物語を始めます。これはあやめが7年間の原因不明の闘病生活を乗り越え、霊能者として成功するまでの物語です。そしてこれは、あやめだけの物語ではなく、神様が教えてくれた、人が幸せに生きるための生き方の話しでもあります。

あやめの物語を通して、神様から聞いたたくさんのアドバイスをあなたにシェアしていきます。

どうぞ楽しみにしていてくださいね^^

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